あひるなんちゃら次回公演

日程:
  2020/09/4〜8
会場:
  ツイキャス(ライブ配信)
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あひるなんちゃら「畳子力学」について
あひるなんちゃら関村です。

6月の終わりに、配信のテストをしまして。

そのテスト配信の最後で、9月の公演についていくつかお知らせさせてもらったんですけども、そのお知らせした内容とこの記事と同時にアップする公演情報とでは違いがあるんですよ。つまり、変更があったっていうことなんですけども。なので、配信のテストの時に情報を見た人に向けてこの文章は書いております。

変更点は2つです。
・劇団員の田代も出演予定と予告してたけど、出演しません。
・有観客と予告してたけど、無観客。というか、今のところ無観客、劇場にお客様が入れるようにするかは8月末に決める。


えーと、まずは田代のことから書くと、本人も元気だし、出演する気マンマンだったんですけども。今はやめておいたほうがいいんじゃないかな、という私の判断で、出演させないことにしました。何故、そういう判断になったのかを詳細に書くと、田代のプライベート情報をかなり書かなきゃいけなくなっちゃうんで、割愛しますけども、別に田代に何か問題があるわけではないです。
まあ、みんなそれぞれの生活を営みながら芝居をしているわけで、その生活スタイルによって、わりと気軽に芝居をやれる人と、そうではない人がいるってだけですね。本人はなんとか出演しようとしてたんですけど、各所(と、我々劇団員)にかなり大きめの負担を強いることになるな、その結果として芝居のクオリティが下がるだろうな、と思ったので、今回は休んでおきなさい、ということにしました。


そして、無観客(もしかしたら直前に有観客にするかもしれない)のことですが。
今、劇場にお客様をお迎えすることは、不可能ではないんです。なので、そのつもりで、入念に準備してきましたし、今もどこかの劇場では国や都や劇場が決めたガイドラインを守って、客席を用意して、公演をしている劇団がいます。それを否定するつもりはまったくないです。本当に。

では、何故、あひるなんちゃらは無観客にしようとしているのかというと。あひるなんちゃらは劇場にこだわらないんでいいんじゃないかな、と思ったからです。や、まあ、今回も劇場でやるんですけど。それは芝居をやるにあたって、機材とかいろいろ劇場だと便利だからであって。お客様が見る場所としての「劇場」にこだわらなくていいんじゃないかな、ということです。

あ、すみません、たぶん、このまま真面目な内容が続きます、結論は最初に書いたとおりですから、読まなくて全然大丈夫です。

もともと劇場という場所は、リスクだらけの場所です。「集中して観たいのに携帯電話を鳴らす人がいるかもしれない」「好きな席に座れないかもしれない」「今日の出来が悪いかもしれない」といったようなことから「隣の席の人がインフルエンザかもしれない」「地震が起こるかもしれない」「最前列に座っていたら水をかけてくる劇団かもしれない」「確率は極めて低いけど爆弾を持ってる人が客席にいるかもしれない」などなど、まあ、考えれば考えるほどでてきます。それはなんでなのかというと「人が集まる」というだけで、リスクは生まれるからです。電車だろうが飛行機だろうが会社だろうがスーパーマーケットだろうが、インフルエンザや爆弾魔がいるかもしれないし、それらの場所にはそれぞれ劇場にはないリスクも存在します。で、それらのリスクと引き換えに、電車や飛行機だったら歩かないで遠いところに移動できるし、会社だったら働いて賃金を得ることができるし、スーパーマーケットだったら必要な物を買うことができるわけです。劇場は、それらのリスクと引き換えに、好きな芝居を生で見ることができる、というだけなんですね。で、リスクと引き換えに得られるものが、たったそれだけなのに「だが、それが面白いんだよ!」という人が、たくさんいるから、興行として成立できているんです。

このリスクと引き換えに、の、リスクの重みが、だんだん変わってきているのを、ここ数年感じていました。

少しのリスクも取りたくない、という雰囲気が、時代なのか、人々の意識が変わったからなのか、徐々に進んでいて(わりやすい例だと、食べログとかを確認しないで知らないお店に入ることが減ってたりしますよね)、これが嫌だとか悪いとかという話ではなく、それが進行していくにしたがって「劇場のリスク」を受け入れらない人もまた増えているように感じています。でも、人が集まる限り、リスクがゼロになることはありません。なので、どこまでリスクを減らすことができれば、どれくらいのお客様が来てくれるのか、ということを、いろんな人が考えてきての、今があります。もちろん、現在、運用されている、国や都や劇場の作成したガイドラインも、そういったことの結晶です。そして、当然ですが、リスクを減らすには、資金や労力といったコストがかかります。なので、多くの劇団、もちろん企業もそうですが、リスクとコストと成果のバランスを見て、それらを決定していきます。

といったことを踏まえて考えると、今の状況や世間の雰囲気からして、あひるなんちゃらは劇場で見せることにこだわらず配信で見せて、お客様は配信で見たほうが、お互いハッピーだな、という答えが出たのです。

特に演劇に関しては、マイナーな文化であるがゆえに、世間に理解されてない部分も多いし、叩かれやすいとは思いますけども。マイナーな文化だからこそ面白かったりもすると思うんで、まあ、それこそ「世間に理解されてないというリスク」を取って演劇やってんだからしょうがねえよな、と個人的には思っています。

もちろん、これは、あひるなんちゃらの芝居の内容だったり、私が想定しているお客様の楽しみ方だったりも、含めて考えた結論なので、他の劇団もそうであれ、というようなことではありません。

あと、あひるなんちゃらは、わりと配信で見るのに向いてると思うんですよね。配信で見たほうが、いいこともたくさんあって。例えば、お酒とかお茶とかお菓子と共に見たりできるし、家族や友人とお喋りしながら見てもいいし、つっこみながら見ることもできるし、喫煙者の方は家だったら心置きなくタバコ吸いながら見られるし、遠くに住んでる人も同じ時間に楽しめるし、チャット欄で遊んでもいいし。まあ、配信であることをいかして、みなさん好きに楽しんでもらえたらなあ、と思っております。

俺としては、見てもらえさえすれば、全然、配信でいいんだよ、マジで。

公演直前の8月末に、劇場にもお客様をお迎えするかを正式決定しますが。まあ、よっぽど状況が変わらなければ、客席を作ることはないと思います。でも、可能性だけは残しておきます。なので、劇場で見たいと思ってくださってる方は、それまで配信のチケットは買わないでおいたほうがいいかと思います、配信のチケットはキャンセルできない仕組みなので。

最後に。他のところにも書いてますが。
配信のチケットは、日時の変更やキャンセルができませんので、慎重にお買い求めください。また、あひるなんちゃら側で配信トラブルがあった場合や、いかんともしがたい理由で出演者の変更(そうならないように役者もみんな頑張ってます)があった場合も払い戻しをするのが非常に困難なので、基本的には払い戻し以外での対応(別日への振り替えや、アーカイブの公開や、土下座など)となることをご了承ください。


以上です。みなさま、どうぞ、よろしくお願いいたします。



追記。
ここまで真面目に書いておいてあれですが、今回の芝居も、ちゃんといつもどおり、気軽に見て愉快な気持ちになっていただければ、というような、非常に敷居の低い内容となっております。

posted by: 関村俊介 | 14:00 | comments(0) | - | 公演情報(畳子)