あひるなんちゃら関村です。というより、あひる実験室室長関村です。
私は今、東京で、あひるなんちゃらという劇団をやっているわけですが、大学生の頃は福岡で演劇をやってたのです。あひる実験室とかあひる製造とか名乗って。
そんなこともありまして、あひるなんちゃらで福岡公演をしたのが、3年前。
またすぐにでも福岡公演をしたいなあ、と思ってたんですが、なんかあっという間に3年も経過してました。
ここのところ、私は個人的に小さな公演をするのにハマってまして、かなりの頻度で実施してるんですよ、劇団と何が違うのかというと、単純に規模が小さいってだけなんですが。
今度はこれを福岡でやったらどうかな、と思い付いたんですよ。
それで、福岡の友達に相談したら、サクサクと話が進みまして、無事、公演できることになりましたので、お知らせのブログでございます。3年前に見に来てくださったお客様や、友達に、是非ともこれも見に来てほしい!
といったわけで、まずは懐かしい写真。我が母校(卒業できてねえけど)の九州芸術工科大学の敷地内の噴水のところで撮った写真でございます。この写真の私はまだ大学生です、若い。もう1人は誰かというと、当時、あひる実験室を一緒にやってた人ですね。私が室長で、その人は室長代理補佐です。なんのことやらわからないでしょうが。
そもそも今回の公演は、個人企画でやった芝居を福岡でもやるだけのつもりだったんですが、福岡の友達に相談してたらですね「今年ってあひる実験室20周年なんじゃない?」と言われまして。「え?マジで?ちょっと資料とか残ってないからわかんないけど、じゃあそういうことにして、いろいろ集めてお祭りにしよう!」って確信もないのに、20周年公演にすることに決めて、当時の関係者とか演劇関係の友達とかに声をかけて集めました。
「20周年って嘘かい!」って、今、これを読んだ関係者のみんなは思ったかもしれませんが、後日、その友達が調べてくれた結果、本当に20周年だったのでご安心ください。
当時のあひる実験室はですね、練習という名の打ち合わせを3回くらいして、公演当日の夕方に劇場に入って急いで仕込みをして、本番は大喜利みたいなこととか即興芝居みたいなこととかを90分ほどやって、終わったら売上金を握りしめて竹下まで移動し、ビール園で打ち上げ。っていう、演劇を舐めていたとしか思えない団体でした。なんだかんだで毎回、100人くらいはお客様が来てくれてたのが不思議なんですけども、あれはあれで面白かったんだと思うんですよ。少なくとも私達は楽しくやってました。
もう、私も当時の関係者もいい大人、っていうか中年なんで、今、あれをやれって言われてもできないですね。まず、本番当日の夕方に劇場に入って仕込みをする、って、無茶すぎだろ。朝から仕込みをしてなかったのは、単純に夕方からにしたほうが劇場費が安かったからですよ、安いからってそんな無茶するかね。仕込みはさておき、本番ができるかも疑問ですね。そんなに頭も回らないですよ。と、思ってはいるんですが、せっかくなので、20周年を記念して、ちょっとだけやります、今回。30分くらい、90分はさすがに無理だと思うので。
そんなんなので、本当は事前にいろいろ決めておいたほうがいいと思うんですが、今のところ、何も考えておりません。まあ決めてても、出演者には秘密にしておきます。何をやらされるかわかんないまま、会場に来てもらおうかと、思ってます。そういう昔とかわらないノリでいきます。30分ならどうにかなるでしょ。
そんな懐かしコーナーとして復活するあひる実験室の出演者、というか生贄を紹介します。
岡本ヒロミツは、グレコローマンスタイルっていう劇団の人ですね。ラジオとかもやってるんですよね。まあ昔からずっと人気者ですよね。あひる実験室の頃はテレビ番組に「あひる実験室」と刺繍してある帽子をかぶって出てくれたこともあったなあ、とか、ラジオの生放送が終わった30分後に開演するので走って劇場まで来てもらったこともあったなあ(もちろん、わざとそういう時間に公演を計画して)、とか、いろいろ思い出があります。
いつでも面白いエピソードを話してくれる、面白おじさんなので、今回もなんかトークもしてもらいたいなあ、と考えてはいます。準備だけしといてもらって、話を聞くのは打ち上げかもしれませんが。
谷陽介は、普通に大学の後輩なんですけど、当時は、出演してたというより、出演させられてたって感じですね。「この日のあひる実験室あるから。」って言われたら出なきゃいけない、みたいな。先輩って怖いですね。現在の谷は、職場でだいぶ偉くなってるとの噂です。ちゃんと公演に来れるんでしょうか。来ない日とかあるかもしれません。
この人、大阪の人なんですよ。なのに、がっつり福岡で就職して、今では家も建てたとか。一生福岡に住むんだろうなあ。私も東京の人だけど、福岡に住みたいんですよ。そういう意味では、私のだいぶ先をいってる人です。
谷は、私が思うに、テレビでは見れない関西人です。忘れがちですが、面白くない関西人もいるし、足が遅いジャマイカ人もいるんですよ、この世には。それと同時に、程よく面白い関西人、っていうのもいるんですね、ええ、いるんです、それが谷ですね。あんまりメディアでお目にかかれないタイプです。
古賀今日子は、che carino!/che carina!の役者ですね。今、やってないよね?ケカ。やってないけど、存在し続けているユニットなんだよね、たぶん。コガキョ単体では大活躍してると聞いております。出会った頃は若くて演技の上手な女の子だったわけですが、もう有名人だし、おばさんなんですよね、コガキョ。
昔から、知り合いではあったわけですけども、ちゃんと出演してもらうのは初めてだと思います。ほら、なんか某有名劇団とかに出てて、声かけにくかったから、当時。なので、今回は、一番ドキドキしてるのがコガキョなんじゃないですかね。本当はちゃんとセリフのある芝居をやってもらいたいくらいなんですけど、というか、そっちのほうが見たいって人が多そうな気もするんですが、まあ、それは、また、そのうち。
福永郁央は、あなピグモ捕獲団のボスですね。福岡演劇界のカリスマ演出家ですよ。なんか最近も、若い役者をたくさん集めてなんかやってるって聞いてます。普段は、脚本と演出をやっている人ですが、もちろん今回は出演してもらいます。舞台に上がると、とにかく怖いんですよ。あなピグモ捕獲団で前説とかに出てくると、まあ、だいたい、お客様に怖がられてますよね。私から見ても「面白いけど、怖いよ!」って思います、怖さが勝っちゃうんですよ、なんかわかんないけど、わかんないっていうか、顔と身体がもう怖いんだけど。でも、そんな福永さんが、かわいく見えると思います、あひる実験室では。レアな機会なので、あなピグモファンの方にも是非見てほしいです。
福永さんは、大学の先輩なので、かわいい後輩である私のお願いはだいたい叶えてくれるんですね。見た目は怖いけど、優しいおじさんなんです。なので、今回も正式にオファしてないうちから、福永さんは出ます、って言いふらしてました。そんなことをしても全然怒ってないです。あ、後輩じゃない人がこんなことしたらぶん殴られますよ、もちろん。
しかも、この公演の1週間前に
あなピグモ捕獲団の公演「臨界マクベス」があるんですよ。あるのに、出てくれちゃうの。岡本さんとコガキョも出るの、臨界マクベス。ありがたいねえ。あなピグモ捕獲団も、あひる実験室も、両方、みなさん見に来てくださいね。
そして。さらに、出演者、他にも誰かいるかもしれません。
すでに声をかけてて返事が曖昧な人とかもいますし、公演の前日には私は福岡にいるんで、そこで飲み会やるよーっつって誰か捕まえるかもしれません。
あと、例えば、私の友達で出たい人とか、私と知り合いじゃなくても福岡の若い演劇の人で興味ある人とか、初日あたりに見に来て、声をかけてくれれば、出れちゃうかもしれないんで、とりあえず、遊びに来てよ、って思っております。
さて、前置きが長くなりましたが、本編は、こちらの写真の2人が出演する「スカイスクレイパー」です。
こっちはね、去年の12月に東京で上演しまして、自分で言うのもあれだけど、大好評でして。私も非常に気に入ってる二人芝居でございます。もともとは、これを福岡のひとたちにも見て欲しいなあ、と思ったところから始まっております。上演時間は50分ほどです。なので、上記のあひる実験室がいまいちでも30分我慢すれば、ちゃんとした芝居が50分ある、という安心設計になっているのです。
福岡のみなさん!是非とも!見に来て!
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といったわけで、公演情報です。
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あひる実験室20周年公演
あひるなんちゃら関村個人企画 in 福岡
「スカイスクレイパー」
脚本・演出
関村俊介[あひるなんちゃら]
出演(スカイスクレイパー)
鈴木朝代
堀靖明
出演(あひる実験室)
関村俊介
岡本ヒロミツ[グレコローマンスタイル]
谷陽介
古賀今日子[che carino!/che carina!]
福永郁央[あなピグモ捕獲団]
他
日程
2018年7月6日(金)〜8日(日)
7/6 19:30
7/7 15:00/19:00
7/8 14:00/18:00
料金
予約すると 2000円/予約しないで当日いきなりくると 2500円
※全席自由席・日時指定
予約
こちらからできます!
会場
リノベーションミュージアム冷泉荘
adr. 福岡市博多区上川端町9-35
お問合せ
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制作協力:クロキカオリ / 公式サポーター:澤唯(サマカト)、松木美路子、伊達香苗(MCR) / 協力:イマジネイション
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